大学院生体医工学専攻・生体医工学科の在学生の生の声 (2019/7)
Kさん(大学院修士2年)
メディカルロボティクス研究室
大学院に進学した理由を教えてください:
学部4年のとき、臨床工学技士の資格取得のためにダブルスクールで専門学校に通っていたのですが、その際の病院実習で先輩の技士さんが「修士まで取ればよかった」と後悔しているのを見たのが決め手となりました。進学を決意したのは4年の冬頃です。
研究内容を教えてください:
深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)の早期発見のためのシステムの開発。具体的には電波を使って身体のむくみを評価する方法を開発しています。
今後の進路や夢を教えてください:
学部のときに参加した「海外ビジネス武者修行プログラム」で学んだ「目標は明確であればあるほど実現する」という言葉に基づいて自分の将来を具体的に考えるようにしています。卒業後数年は臨床の現場で学び、その経験を活かして外資系企業でさらなる研鑽を積みたいです。ゆくゆくは新興国などの子供たちに医療を提供したり、教えたりするプロジェクトを立ち上げたいと考えています。
Mさん(大学院修士2年)
ニューロサイエンス研究室
東洋大学に入学した経緯を教えてください:
高校のときは植物や野菜の栽培に興味があり、農学部を志望していました。本学は高校の先生に勧められて受験しました。入学して研究室に配属になって神経生理学の分野を研究するようになり、医学部でもないのにここまで専門的に医学・生理学のことが学べることに正直驚きました。そこが本学科の特色だと思います。
研究内容を教えてください:
精神的なストレスを受けた際に血圧が上がる反応の脳内メカニズムについて研究しています。慢性的なストレスから高血圧が引き起こされる仕組みの解明につながり、高血圧症の予防や治療に貢献できると考えています。
大学院に行ってよかったことは何ですか?:
学会に参加して、同じ分野の一流の研究者と同じ土俵で発表したり議論したりすることができ、とても刺激的な経験ができました。また、研究室のリーダーとして運営に携わり、先生や後輩と信頼関係を築くことで人として大きく成長できたと感じています。
Iさん(学部4年)
分子細胞メディカルサイエンス研究室
大学で学んだこと・経験したことを教えてください:
様々な物事に主体的に取り組みました。授業の中のグループワークなどで得た自主性や時間の使い方は、日常生活でも活用しています。他大学との単位互換制度を利用して学びの幅も広げました。オープンキャンパスなどのイベントの運営にも毎年参加し、対話力を身に付けました。自発的な行動が成長の糧になりました。
今後の進路について教えてください:
大学院進学を志望しています。1年の頃から考えていましたが、3年で研究室に配属されてその気持ちが強くなりました。先輩に教わりながら実際に実験をすることで興味が深まり、学部の時間だけでは足りない!その内容をさらに極めたい!と思い進学を決意しました。
高校生へのメッセージ:
大学進学はゴールではなく通過点です。自分の将来を考えるときに、まずは興味のある分野について詳しく調べてみるといいと思います。大学生活を充実したものにするために目的意識をもって行きたい大学を探してください。
Sさん(学部4年)
生物機械システム研究室
本学の生体医工学科を選んだ理由を教えてください:
もともと生物に興味があり、いろいろと調べたところ、「バイオミメティクス」という分野の権威の先生がいることを知り選びました。
大学で学んだこと・経験したことを教えてください:
1年の頃から現在所属している研究室に受け入れてもらい、先行して研究を行ってきました。早い段階で学会発表も経験しました。さらに英語の学習にも力を入れ、3~4年次に本学の「交換留学プログラム」を利用して1年間アメリカに留学しました。
今後の進路について教えてください:
大学院への進学を志望しています。受験生のときからそう決めていました。研究を続けたいので、博士課程まで進んで大学教員になるのが夢です。
高校生へのメッセージ:
どこの大学に入学しても、その後どのように過ごすかで大学に入った意義が大きく変わることを実感しました。大学入学後にどう学んで、どう遊ぶかをぜひ想像してみてください。