オープンキャンパスなどで,生体医工学科への進学を考えられている方からよく寄せられる質問に対して答えていきます.

Q: 主な進路は?

A: 学部卒業後の進路は,約4/3が就職,2割弱が大学院などへの進学となっています.主な就職先は医薬品医療機器関連・メーカー(機械電気系)・メーカー(ICT系)です.企業などでの研究開発職に就きたい場合は大学院への進学が推奨されます.詳細は「卒業後の進路」のページをご覧下さい.

Q: 高校で生物をあまり勉強していないが,ついていけるのか?

Q: 高校で物理をあまり勉強していないが,ついていけるのか?

Q: 高校で化学をあまり勉強していないが,ついていけるのか?

A: 生体医工学科は,医学・生物学・工学の融合した分野のため,高校で言うところの物理・化学・生物は必ず学んでいただきます(必修です).ただし,物化生の全てが最初から得意な人はそうそういませんので,1・2年生の基礎科目として設定し,苦手科目については学修支援室などでサポートしています.

Q: 推薦での受験を考えているが?

A: 生体医工学科への推薦入試には,指定校推薦と学校推薦があります.指定校推薦は,東洋大学が指定した高等学校を卒業予定の方に限られますが,学校推薦には高等学校の制限はありません.ただし,どちらも成績等の条件がありますので,詳細はご自身の学校の進路指導の先生にお尋ね下さい.なお,いわゆるAO/自己推薦はありません.

Q: 将来は学校の先生になりたいのですが?

A: 生体医工学科では,中学校と高校の理科の教員免許を取ることができます.教員免許を取得するためには,卒業に必要な単位に加えて教職のための単位を取得する必要があります.また,教育実習などをおこなう必要もあります.

Q: 臨床工学技士になることは可能ですか?

A: 本学科を卒業することだけでは臨床工学技士にはなれません.
そのため「取得可能資格一覧」に臨床工学技士は掲載されていませんが,卒業後に専門学校に1年通い(特科),医学系の講義や実習を行い,国家試験に合格すれば臨床工学技士になれます.そのためには大学在学中に「厚労大臣の指定科目」を16科目以上取得する必要がありますが,本学科では,一般的な科目選択をすればこの要件を容易に満たすことができます.
本学科では年間約5名程度が専門学校に進学し,既に医療現場で活躍しています.
最初から臨床工学技士だけを目指している人は,他大学や専門学校に直接進学した方が良いですが,現時点で臨床工学技士か一般企業への就職かが決まっていない人は,本学科に進学することで,卒業時の進路の幅が広がります.

なお,専門学校にて学費等の費用が200万円ほど別途かかります.また,専門学校側が特科への進学を受け入れることが前提となります.

Q: 第2種ME技術者とは?

A: 一般社団法人日本生体医工学会が実施している「第2種ME検定」に合格すると,第2種ME技術者を名乗ることができます.この検定試験は誰でも受験することができますが,生体医工学に関する幅広い知識が要求されます.履歴書に「第2種ME技術者」と書けますので,医薬品医療機器系の企業への就職に有利です.合格率約3割の難しい試験ですが,本学科では毎年5名程度合格者を輩出しています.